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- 美髪への学び 〜老化させないシャンプーの方法〜
ご覧いただきありがとうございます!
soin代表の林です。
この学びは大人世代の女性なら知っておきたい髪の老化に関する学びをまとめています。
普段の美容室ではなかなか教えてもらうことがない話かもしれませんが、ほんの少しでも皆様の髪に関する知識やモヤモヤした髪の悩みのお役に立てば幸いです。
今回は最初の学びとして、美容室に行くたびに当たり前のように質問される、あの質問から始めましょう。
昔から変わらない美容室のシャンプー
美容室のシャンプー中に…「痒いところはありませんか?」誰もがそんな質問をされた経験があるのではないでしょうか?
いつになっても昔から当たり前の様に聞かれる質問ですが、その質問の真相は何なのでしょう?
ほとんどのお客様が「大丈夫です。」とか、「ありません。」と答えたり、場合によってはシャンプー中にウトウトしている状態に急な質問をされて、
なんとなく「はい。」と流れで答えてしまう方が多いように感じます。
では、シャンプー中に頭のどこかに痒いところがあって「痒いところあります!◯◯◯の辺りです」と答えたらどうなるのか?
その場合、美容師は一生懸命お客様の痒いところをゴシゴシと力を入れて「この辺りですか?」と確認しながらシャンプーをします。
美容師からの「痒いところはないですか?」の質問は、痒いところだけでなく、シャンプーの力加減が物足りないか?その確認も兼ねています。
痒いところがあればその部分を集中してゴシゴシ洗う!力加減が物足りなければ力を入れてさらにゴシゴシ洗う!
そんな昔から変わらない美容室のシャンプーの洗い方は、今でも多くの美容室で続いています。
シャンプー中に痒いところがあったらどうするべきか?
もし自分の子供が腕が痒いと言って、ずっと腕を掻いていたらどうでしょう?
虫刺されなのか?乾燥なのか?そんなことは関係なく、どんな理由でも痒いところをさらに掻き続けて刺激したら症状はひどくなります。
普通だったら、子供に「掻いちゃダメ!!」と言って掻くのをやめさせるのが当然です。
でも、美容室のシャンプー中に痒いところを伝えれば美容師は一生懸命に力を入れてゴシゴシとシャンプーして刺激し続けてくれます…
それって、どうなのでしょう?
シャンプー中に痒いところがあるということは、頭皮の乾燥が強かったり、シャンプーの洗浄力が強すぎたり、そもそもシャンプーや成分が肌に合っていない証拠です。
場合によっては頭皮にある傷や赤みに洗浄剤が触れることでむずむずと感じることもあり、シャンプー中のかゆみは頭皮が出す『危ない!危険!』というシグナルです。
その様な状態でもっとゴシゴシと力を入れて刺激を与えれば、もう分かりますよね?
痒みを感じるようなシャンプーをされたら、今すぐにシャンプー剤はしっかりと洗い流しましょう!
頭皮も顔も同じ皮膚で繋がっている
当たり前のことですが、毛髪があったり、皮脂の分泌量に少し差があったりしても、頭皮は顔から上に繋がっている同じ皮膚です。
では、顔はどうやって洗いますか?
メイクを落とさないといけないから、クレンジングでゴシゴシ洗いますか?
毛穴の開きが気になるから洗顔フォームをつけてゴシゴシ洗いますか?
誰もがそんなことはしないと思います。
この10年くらいで肌は擦ってはいけない!!肌の摩擦は老化の原因!!と言った言葉が当たり前になりましたね。
それが正解です。
顔を洗うときは、摩擦を起こさないように、たっぷりの泡でできる限り優しく洗う。
では、顔からつながる頭皮は…もう皆様もお気づきですね!
なぜ美容室では今でもお客様の頭をゴシゴシ洗うのか?
顔と同様に頭皮もゴシゴシ洗う必要はないのです。
ゴシゴシしたから汚れが落ちる訳ではありません。
もし家でのシャンプーも自分で力を入れてゴシゴシ洗わないと洗った気がしないと感じるのであれば、それはもう今までの間違った習慣による悪循環の思い込みです。
歯ブラシだったらブラシの先が歯の隙間に入って汚れを取り除くことはできます。
でも、シャンプーの際に指が小さな毛穴に入って汚れを掻き出すなんてことはできません。
ゴシゴシ頭皮を洗うだけ、頭皮を傷つけ、摩擦による刺激で頭皮という肌の老化が進むリスクが大きくなるだけです。
ゴシゴシ洗う=スッキリして気持ち良かった〜!ではなく、ゴシゴシ洗う=摩擦で頭皮の老化につながる…ということです。
頭皮は年齢とともに弱く敏感になる
女性は30代で肌のピークを迎え、皮脂の分泌も少なくなることで肌が乾燥しやすくなってきます。
もちろん顔や体が乾燥するだけでなく頭皮も同様に乾燥しやすくなります。
頭皮の皮脂と聞くと=汚れと思ってしまう方も多いかもしれませんが、頭皮にとっても皮脂は肌を守るための大切なバリア機能ももっています。
そんな皮脂のバリアが弱くなってきた状態で、ゴシゴシとシャンプーをされたらどうでしょう?
エステティシャンなら、どんな時でも肌は傷つけないように顔は泡で優しく洗い、顔からつながる頭皮も擦らずに大切に洗うことが昔から基本です。
でも、多くの美容室では何十年も変わることなく頭皮をゴシゴシ洗い、さらに痒いところがあれば…刺激が物足りなければさらに…
バリアが弱くなった敏感な頭皮を、さらに力を込めてゴシゴシ頭皮を洗って、頭皮を傷つけて、どんどん老化を促進なんてことに。
そんなシャンプーを家でも毎日続けていたら…さすがに頭皮や髪の老化からは逃げられそうにはないですよね!
〜まとめ〜 頭皮を老化させたくない!正しいシャンプーの方法
【正しいシャンプーの方法】
1.お湯の温度は少しぬるめか、最高でも40度くらい。
熱いお湯では必要以上に皮脂を落としすぎて頭皮が乾燥するきっかけになります。
2.しっかりと髪をお湯で流す。
30代以上の女性ならお湯だけ90%以上も汚れが落とせます。
3.シャンプーを手の上で軽く泡立ててから髪と頭皮につける。
髪の毛を擦りながら泡立てると、肌同様に髪は摩擦のダメージで受けて傷みます。
4.ゴシゴシ頭皮を擦らずに、指の腹で頭皮を優しく動かすようにマッサージしながら洗う。
洗うというよりも、シャンプーの時はいつも自分でヘッドスパをする感覚でマッサージ♪
5.よく流してトリートメントでケアをしましょう!
1.お湯の温度は少しぬるめか、最高でも40度くらい。
熱いお湯では必要以上に皮脂を落としすぎて頭皮が乾燥するきっかけになります。
2.しっかりと髪をお湯で流す。
30代以上の女性ならお湯だけ90%以上も汚れが落とせます。
3.シャンプーを手の上で軽く泡立ててから髪と頭皮につける。
髪の毛を擦りながら泡立てると、肌同様に髪は摩擦のダメージで受けて傷みます。
4.ゴシゴシ頭皮を擦らずに、指の腹で頭皮を優しく動かすようにマッサージしながら洗う。
洗うというよりも、シャンプーの時はいつも自分でヘッドスパをする感覚でマッサージ♪
5.よく流してトリートメントでケアをしましょう!